7月21日に投開票された参院選沖縄選挙区での地元紙の報道に、自民党沖縄県連が抗議の記者会見を開き、記事の訂正と謝罪を求めた。

沖縄タイムスと琉球新報が掲載した県連幹部の「戦略は大失敗だ」とのコメントは事実でないとし、発言者の明示と訂正を求めた。また、県連の議員総会で議員の一人が公認取り消しに言及したとする部分についても「そういう発言はない」と主張した。

もちろん取材源の秘匿はメディアにとって最優先であるが、報道される側からすれば事実でないこと(事実誤認)の内容ならば、抗議するのは当然だと思う。まあ、今回のケースでは事実かどうかは知るよしがないので、言及しようがないが。

これに対し朝日新聞は「報道への圧力になりかねない」とお抱え「識者」の話を載せている。このアホ「識者」は専修大の山田健太。山田は「公開嫌がらせ」「他の報道機関への脅し」とも言う。メディアに報道された内容には文句を付けるなということらしい。

2014年の衆院選でも自民党が「公平中立」を求めただけで「圧力だ!」「介入だ!」と騒いだ朝日新聞。「公平中立」でない自覚があるからこそ、反発したのではと勘ぐりたくなるほど騒いでいた。

まあ、それぞれの言い分があるのだろうが、言いたいのはこういう事例が起こるとすぐに「圧力だ!」というメディア側の反応だ。公党及び関係者は抗議すらできないということか?

朝日新聞を中心として、メディアは自身の存在を「不可侵な聖域」とでも考えているのか? たかが営利私企業である各メディアは、そんなに偉いのか? なんと傲慢なことか。

こういうことが、朝日に代表されるウソ・印象操作記事の多発に繋がり、捏造記事にまで手を染める原因ではないのか? 朝日は未だに認めていない「捏造」「誤報」も多数ある。

「事実を事実として報道する」という基本中の基本を守りもしないで、抗議されれば「圧力だ!」って、呆れるほかない。今回は朝日の記事ではなく他紙のケースだが、朝日は沖縄2紙の取材内容を知らないだろう。それなのに、抗議を受けたと聞けば「圧力だ!」と反応する。抗議されたら理路整然と記事の正しさを回答すればいいだけ。

どうせ朝日が事実を書いているなどと考えている人はシンパを除いていないのだから、「うちは政権批判、自民批判、日本批判のためにはウソも書きます!」と宣言してもらった方が、スッキリするのに。もしかしたら、シンパこそがウソと分かっていて朝日記事に乗っかっているだけかもね。