厚労省の統計不正を安倍政権の問題として野党(特に立憲・国民の旧民主党ども)が攻撃しているが、どうひいき目に見てもブーメランが刺さっているようにしか見えない。

例えば、国民の階猛は「実態を見誤るような統計数字の出し方はおかしい!」と質問というかイチャモンをつけていたが、「民主党政権の時にその方針になっている」と答弁され右往左往。「答弁を求めていない!」などと逆ギレする無様な姿をさらしていた。

立憲の大串博は「選挙5回勝ってりゃ、どんな統計してもいいっちゅうことなんですか?」と、訳の分からぬ妄言。これって、現政権で統計不正が行われたとの前提で、しかもバカ丸出しの言い方。

こんなバカげた言い分を国会審議の場で堂々と発言するバカ議員。みんな元民主党。自分らの政権時の問題でもあるのだから、それを踏まえて厚労省をどう改革していくのか提言すれば、少しはまともに見えるのに・・・。

当然こんなことをしても野党の支持率が上がるわけもない。2月18日付けの日経新聞の世論調査では(厚労省の不正統計の責任は?)、これまでの歴代の厚労大臣34%、厚労省の官僚31%、安倍首相16%、根本現厚労相3%など。

内閣支持率19.02
内閣支持率も支持51%、支持しない42%と、統計不正が発覚してから大きな変動はない。しかも内閣を支持しない層でも、最も責任がある人に関しては過去の厚労相が34%でトップ。

安倍首相16%、根本厚労相3%って、野党の支持率を足せばだいたい約20%なので、野党を積極的支持する人が言ってるだけで、まったく拡がっていないではないか(苦笑)。

そりゃそうだ、民主党政権時も不正は行われていた現実を踏まえれば、安倍内閣の問題とすることの方がどうかしているし、無理があるのは「普通の国民」なら分かること。

旧民主党議員は、無様な姿をさらしてまで無能アピールをするという変わり種ばかりなのか? 少しは提言も織り交ぜ建設的な議論をした方が、逆に評価されると思うのだが・・・。

結局、パフォーマンスのみでこれまでやってきたツケが出ているってこと。まともな政策もない政党が、広い支持を受けられるわけがない。国民の多くは「地に足がついていない風頼みの議員」を評価しないし、「何でも反対政党」「政策のない政党」を支持しないことは明らかだ。

そんな中、不正統計のみでは攻めきれないと思ったのか、立憲の逢坂誠二は「モリカケがぁ~!」だって。

「ダメだこりゃ!」(©いかりや長介)