厚労省の勤労統計不正に対し、朝日新聞も4回に渡り社説で言及している(1月31日まで)。批判はもっぱら特別監察委員会が公表した調査報告がメインで、厚労省本筋への批判がまるでない(に等しい)。何でかと考えたら、不正期間内に旧民主党政権も入っているからだろう。

朝日新聞お得意の旧民主党政権への「忖度」ですな。他人の忖度には厳しいが、自分の忖度は気にならないらしい。朝日らしいと言えばそうだけど(苦笑)。まあ、特別監察委員会の調査だけで言えば、安倍政権での話になるので、ここしか批判できない訳だ。分かりやすくて笑ってしまう。

今や無能の代名詞になっている長妻昭も厚労相だった。旧民主党政権への批判を抑えて(しないで)、安倍政権を批判するのは難しいぞ。そうすると必然的に、真相解明手順などへの形式的な批判になってしまう。

それと、自分たちが政権に居たときのことをすっかり忘れ、他人事のように「安倍政権の問題」として騒いでいる立民と国民には呆れるしかない。一部アホ議員(辻元のことだけど)は予算を人質に取るかのようなことを言っているけど、恥ずかしいことだという自覚がないことが恐ろしい。

こんな旧民主党の連中に、朝日は言うことはないのか? ここでいつものごとくアホどもと一緒になって騒ぐのか、まっとうに厚労省を批判していくのか、朝日の取る道はどっちだろうか。考えるまでもないが、ちょっとした傍証を。

朝日に月1回連載している「新聞ななめ読み」で、池上彰はアベノミクスへの厚労省の「忖度」的なことを既に書いている。もっと以前から不正は行なわれていたというのに・・・。アベノミクス腐しと過去の「消えた年金」騒動をからめつつ、結局は安倍政権批判に持って行っている。池上の性根の悪さがよく表れている。

朝日もこの路線で行くんだろうなと、容易に想像がつく(苦笑)。