沖縄県知事選で玉城デニーが当選した。これは沖縄県民の判断なので、県外者が口を出すことではない。これから玉城新知事がどういう行政を行っていくかを見るだけのこと。まあ、基地問題ですったもんだするんだろうなということは想像できるが・・・。

この結果を受け、朝日新聞を始めとした左派系メディアは大騒ぎだ。特に朝日新聞の鼻息は荒い。10月1日の社説「沖縄知事選 辺野古ノーの民意聞け」はその代表。

朝日新聞がはしゃぐのは自由だが、上記社説の中で政府・与党が都合の悪い話から逃げているとし、その態度を「民主主義の土台である選挙を何だと思っているのか」と口汚く批判している。

おやっ?
「民主主義の土台である選挙」結果をないがしろにしてきたのは、朝日新聞自身ではないか? 投票率が低いからとか、朝日新聞の世論調査結果と違うとか、バカな理由で「こんなの民意とは認められない!」って言っていたのは、他ならぬ朝日新聞だ。

中でも滑稽だったのは2014年の衆議院選。自民党の大勝を受け、「投票率が低いから民意じゃない!」と書く同じ紙面で、全国平均より投票率の低かった沖縄で4選挙区すべて自民候補が負けたことを「沖縄の民意!」と書き失笑をかった。

それ以外にも「民意は数の多寡だけではかられるべきものではない」(社説)と書いたのも朝日新聞だ。

極めつけは、2013年の参議院選で高松選管が開票不正を行った際、全面的に擁護したことだ。悪意ある開票不正(当事者は有罪判決を受けている)なのに、「勘違い」「誤認」などと無理筋の擁護を行った朝日新聞。シンパの「自治労」を守ろうとしたためだ。開票不正こそ民主主義を破壊する行為だ! これを擁護した瞬間に、朝日新聞は民主主義や選挙結果について書く資格を失っているのだ。

そんな朝日新聞が「民主主義の土台である選挙を何だと思っているのか」と恥ずかしげもなく書く。滑稽でトンチンカンであり、惨めで哀れである。いずれにせよ、論説委員連中バカさ加減をよく示すものだと言わざるを得ない。

朝日新聞がどんな論調をしようが自由だし、勝手に書けば言い。こっちは嘲け笑っているから。しかし、その時その時で都合の良い言い分を書くことの恥ずかしさくらいは感じた方がいいぞ。

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