朝日新聞の朝鮮半島目線はいつものことではあるが、こうも都合良く自分たちの行いを忘れるのは呆れるしかない。6月29日の「北東アジアの『戦後』のため」(社説余滴)は、お得意の論理のすり替えでしかない。筆者は中野晃。こいつは朝鮮半島しか書くことないのか、と言うくらい半島ネタばかり書いている。

中野の言いたいことは「朝鮮戦争には日本も深く関わった歴史がある。だから朝鮮戦争開戦日の5月25日と休戦協定締結日の7月27日を、日本の負う責務を確かめる日にしよう」ということ。

なんだそれ? 朝鮮戦争は金日成の野心から始まったもの。それ以上でも以下でもない。日本が朝鮮戦争に関係が無かったなどとは言わないが、なぜ日本は責務を負わないといけないのか?

中野は「北東アジアは今なお『戦後』とは言えないのだ」とも言っているが、ならば朝日新聞は金日成を礼賛し、北朝鮮を「地上の楽園」と持ち上げ、韓国は「軍事独裁政権」と攻撃していたのはどうなんだ? その「戦後」を妨げてきた報道姿勢だったではないのか。自らは対立を煽ると言うか、ひたすら北朝鮮による統一を望むかのような報道をしてきたくせに、その反省・訂正もなしに「戦後ではない」とは、どの口がいっているのか。

朝鮮戦争に関する特定の日に何かの責務を感じたいなら、朝日新聞が自省を込めて自らが行えばいいこと。日本社会(国民)に朝日新聞が提案できる立場ではない。

それと、誤魔化しの言葉を使うな! とも言いたい。朝鮮半島両国のことを「北東アジア」などと書いて、無理に日本を含めるようなわざとらしさ。それなら、中国はどうなんだ? まさか、あれは「人民義勇軍」であって正規軍ではないとか言うのか。

あと、本当は「日本の責任」と書きたいのだろうが、国際法上の根拠もなにも無いので、しょうがなく「責務」と書いたのが見え見え。

中野が朝鮮戦争に関して個人の意見を書いてもいいけど(コラムなので)、日本も悪いんだという本音が漏れすぎていて、思いっきり引いてしまうわ。

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