JR東日本最大の労組「JR東労組」は、今年の春闘でストライキ権行使を一時予告したことがたたって、当時4万7000人いた組合員のうち約2万8000人が脱退してしまった。実に60%の脱退率だ。

JR東労組と言えば革マル派が深く浸透していることで有名だ。鳩山由起夫内閣(旧民主党)や安倍内閣で「革マル派活動家が相当浸透している」との答弁書を閣議決定したほどだ。そりゃそうだ、革マル派創設時の副会長(故人)が委員長、会長、顧問など、長きにわたり事実上のトップだったからだ。

JR東労組は今年2月に春闘でのベア要求を巡って、会社と厚労省に対しスト権行使の可能性を通知。会社側が反発し強気の姿勢を見せたことで労組内ががたついたのだ。この窮状を何とかしようと東労組は政治家を頼ったのだが・・・。

3月27日に応援してきた政治家などを招き臨時議員懇談会を開いた。ところが議員連中は手のひらを返し曖昧な態度に。その中でも特に「JR東労組=革マル派」と親しい関係と言えば、なんと言っても立憲民主党党首・枝野幸男。こういうことから「革マル枝野」と呼ばれている。JR東労組幹部によると、親しい関係が報じられた後は「枝野から連絡が来なくなった」と言う。

JR東労組と革マル枝野の覚書
JR東労組と覚書を交し、選挙応援とカネをせしめておきながら、今回まったく知らん顔をしている。薄情なヤツだ(苦笑)。お仲間を見捨てるのか枝野よ。

ところで、JR東労組が主催する「政経フォーラム」で講演している輩には、岡田克也、杉尾秀哉、前川喜平、望月衣塑子、山城博治など、そうそうたるメンバーだ。

JR東労組がどういう組織かを知っていて講演を受けているのだから、上記の連中も革マル派に対する強いシンパだと言うこと。枝野も含め、そういう人間だということを理解した上で、日頃の行動・言動を見なければならない。