朝日新聞が、その本性をモロ出しした社説の件を書いたが、またまた朝日新聞は本性を出してきた。(「朝日新聞の本性 尖閣諸島は中国領」参照)

2月16日の社説「天皇即位儀式 憲法の理念に忠実に」は、左翼思想丸出しでドン引きだ。

朝日新聞が言うには、天皇家(皇室)の諸行事は神話に由来するようなものや、宗教的な意味合いのものも多く、国事行為とするのはおかしい!ということ。憲法との関わりから論じているような誤魔化しをつけているが、本音は天皇・皇室廃止が透けて見える。

神話や宗教性を持ち出してまで批判を始めたことは、ある意味世界を敵に回すぞ。キリスト教世界にしてもイスラム教世界にしても、もちろん仏教世界も神道も神話から成り立っている。各民族の多くも神話を持っている。すべてが合理主義で片付けられるなら、宗教色など世界からなくなるはずだけど。朝日新聞は分かってる?

同じように、天皇・皇室が国民から広く敬愛を受けるのは理屈ではない。陛下個人の国民を思う人間性に引かれる人もいるだろ。皇室の歴史と伝統に日本の歴史を重ねる人もいるだろう。つまりは、合理主義などの理屈では語ることができない世界なのだ。

国民それぞれが、それぞれの考えで天皇・皇室を敬愛しているのだ。多くの国民は「無意識」かもしれないので、言うなれば「無意識の敬愛」。それが日本古来からの伝統であり歴史だと思う。(もちろん、真っ向から否定する人がいても構わないけど)

まあ朝日新聞が天皇・皇室に対して、どんな考えを持っていてもまったく構わない。広く国民から敬愛を受けている天皇・皇室を否定することは、イコール多くの国民から支持を得られないということだけ。

先の大戦の終戦直後、昭和天皇が各地を巡幸された際に、敗戦に打ちひしがれた多くの国民が大勢集まったのはなぜか? GHQは昭和天皇が石を投げられると考えていたのに。余りの人での多さに、GHQがあわてて一時期巡幸を中止させたほどだ。

時代は変わり、当然国民の考え方も合理主義的な面が重視されるようになってきている。朝日新聞などの左翼関係者は、特にその考えが顕著だ。辻元清美のようの「同じ空気を吸いたくない」というヤツがいたっていい。

でも、それが普通の国民の多数の意見かというと、間違いなく違うと断言できる。

すでに普通の国民の支持を失っている朝日新聞が、左翼陣営と自らのシンパ以外は無視すると決めたのなら、それもまったく構わない。朝日新聞は「天皇・皇室廃止!」みたいなの幟を立て行進している人たちと仲良く廃刊までを過ごせばいいさ。