朝日新聞のご都合主義は、今や多くの国民に周知されているが、当の本人たちは気にもしていないようだ。1月27日の社説「憲法70年 野党からの重い指摘」は、そんな朝日新聞のご都合主義が炸裂していた(苦笑)。

国会の代表質問で野党が、首相の目指す憲法9条改正(自衛隊の明記)に対し、異論を唱えたことを重い問いかけだとしている。

希望の党・玉木、民進党・大塚、共産党・志位、無所属の会・岡田が問題提起をしたなどと書いている。問題提起? ただの「何でも反対」でしかない。こいつらが対案を出したことがあるか?

まあ、それはさて置き。ここからが本題。朝日新聞は首相答弁の「自衛隊員たちに『君たちは憲法違反かもしれないが、何かあれば命を張ってくれ』と言うのはあまりにも無責任だ」に対し、「安倍内閣を含む歴代内閣は自衛隊を合憲とし、国民の多くも合憲と考えている。誰が自衛隊にそんな指示をするというのか。的外れもはなはだしい」と書く。確かに多くの国民は自衛隊を違憲などとは考えていない。

しかし朝日新聞が何かと言うと持ち出す「憲法学者」たちはどうだ? 朝日新聞が2015年に行った憲法学者122人へのアンケート。自衛隊は違憲及び違憲の可能性との回答が77人。実に63%の憲法学者が違憲(可能性含む)と言っている。

だいたい、朝日新聞は安保法制審議時、憲法学者の多くが違憲と言っていると盛んに書いていた。これを基に「憲法違反論」を展開した朝日新聞。憲法学者の言うことを金科玉条の如く。

安保法制時は「憲法学者が違憲と言っている」と批判し、自衛隊には「憲法学者が違憲と言っている」は無視する朝日新聞。どちらも自分が行ったアンケートなのに。

さらに朝日新聞のたちが悪いのは、「国民」を引き合いに持ってきたことだ。朝日新聞は「国民」よりも「市民」を重視しているにもかかわらずだ。朝日新聞の言う「市民」たちは、自衛隊を違憲と考えている連中ばっかりなのに。「国民」「市民」のどっちにも失礼だな。

その場その場で、都合の良いものを持ち出し、政権批判を繰り返す節操の無さ、浅はかさには呆れるしかない。

朝日新聞が憲法改正(特に9条)反対であっても構わない。しかし、もう少しましな論調ができないものか? 朝日新聞のご都合主義は自らの首を絞めるだけでなく、新聞業界ひいてはメディア全体の信用を大きく毀損する行為だということを自覚しなければならない。

まあ、そのうち潰れる運命だから放っておけばいいのだが、他人様に迷惑を掛けることはやめろ! こんな新聞は百害あって一利なしだ。