朝日新聞は、もう未来永劫獣医師会を擁護し続けなければならない立場になったようだ(苦笑)。8月16日「狂犬病ワクチン、広がる格安 獣医師会『集団接種に悪影響』」という記事。

狂犬病のワクチン接種は、獣医師会が自治体から委託され実施されているが、獣医師会に所属しない獣医師が安い料金で接種していることを問題視している。(獣医師会3000円前後、非獣医師会2000円前後)

獣医師会のワクチン接種料金は、獣医師会での狂犬病の講習会など公益事業に使われているからとか言っているが、これこそ自治体委託に胡座をかいて、愛犬家から高い料金を取っていることの証左でしかない。

つまり、ワクチン接種は獣医師会の「既得権益」である。そこに格安接種で参入することに何の問題がある??

獣医師の資格のない者がやっているとか、ワクチンが認可を受けていない「まがい物」なら大問題だが、獣医師が正規品を使っているのだから何の問題があるのか?

朝日新聞は「加計学園問題」で、安倍首相を攻撃したいがために、獣医師会の既得権益(岩盤規制)を許容してしまった。加戸前愛媛県知事の発言を一切報道しない暴挙までして、獣医師会の問題には触れなかった。(それに伴う民進党・玉木の行動・言動も報道しない自由を発動中!)

もう朝日新聞は、獣医師会の「既得権益」に触れることはできない。廃刊になるまで獣医師会を擁護し続けなければならなくなった。それだけではなく、今後各種業界団体の「既得権益」の問題にも触れられない。

まあ、新聞業界自体が大きな「既得権益」で守られている。
 日刊新聞紙法(株式の譲渡制限)
 再販規制(再販売時の価格指定を例外的に認める制度)
 販売店のエリア独占(他地域から新聞をとれない)
 国有地の格安での払い下げ(実態として)
 消費税の軽減税率(10%への増税時適用予定)

今後、朝日新聞が「既得権益」を批判しても何の説得力もない。業界団体の「既得権益」のため、一般国民が不利益を被っていても朝日新聞はだんまりを決め込むしかなくなった。自業自得。

逆に偉そうに批判したら、それこそ大ブーメランである!