今村前復興相
今村雅弘復興相(当時)は自身が所属する二階派のパーティーで、「(東日本大震災は)まだ東北で、あっちの方だったから良かった。首都圏に近かったりすると莫大な額になった」という趣旨の発言を行い、責任をとって辞任した。辞任というより更迭と言った方がいいかも。

同じパーティーに出席していた安倍首相が、すぐさま「東北の方々を傷つける極めて不適切な発言があった。総理大臣として、まずもっておわびさせていただきたい」と陳謝したことを考えると、更迭なんだろう。

しかし、どういう神経をしてるんだろう。復興相という立場を考えても国会議員ということを考えても、あり得ない発言だ。

まあ、首都圏で災害が発生した場合、膨大な被害が発生することを言いたかったのだろうが、そのためにどういう対策・対応を行うかを考える立場の人間だからなおさらのアホ発言だ。

4月上旬にも記者会見で「激高」したとして話題になったが、その時は絡んできた記者の悪意ある質問に乗せられた面もあると思っていたが、今回はこいつの本質が露わになったということで、弁解の余地はない。

今村前復興相は九州比例区選出。比例区名簿31位だったが、自民党の大勝で当選している。選挙区・佐賀2区が3区と合区になったからのようだが、それにしても現職で31位ということは、その程度の人物と自民党本部からはみられていたということ。

ラッキー当選で、しかも在庫一掃処置で大臣になれたんたんだから、もう思い残すこともないだろう。ただちに国会議員を辞職して佐賀に帰ることをお勧めする。