朝鮮半島情勢がきな臭いが、朝日新聞は「冷静に」いつもの論調だ(笑)。お得意の「危機を煽るな」と忙しい。

4月21日の社説余滴「『緊張高まる韓国』なのか」は朝日新聞の相変わらずの「お花畑」っぷりを表している。書いたのは国際社説担当の箱田哲也という論説委員。

箱田が言うには「一部の日本メディアが伝える『緊張が最高潮に達する韓国』というのは
どうか」「緊張『させる』ためにかなり取材に苦労しているのではないかと推察する」「日本側の興奮ぶりが異様に映る」だそうだ。

つまり、一部日本のメディアが「緊張を煽っているだけ」と言っている。確かに、明日にでも朝鮮半島で戦火が開かれ、日本にも大きな影響が出るなどと大騒ぎするのはよくない。しかし最悪の事態に備えるのが危機管理の第一歩だ。

最悪を想定した対処を行い、何もなければ良かったで構わないのだ。何かあってからでは遅いのだ。

箱田が「韓国は危機など感じていない」例として自分の「お友達」を挙げているが、こいつの近くには似たような甘ちゃんしかいないだろう。言い換えれば「親北朝鮮派」。

さらには、こういう記事中にも安倍批判を盛り込むのも朝日新聞らしい。「ミサイル発射で大騒ぎするのは、安倍政権が『森友問題から国民の目をそらさせたいからだろう』」ここまでくると、何が目的の論評なのか分からなくなってくる(苦笑)。

つくづく呑気でいいなぁ。繰り返すが、何かあってからでは遅いのだ。いろいろな事態を想定し対処するのが危機管理だ。

「報道する側が冷静さを欠いたり、根拠の薄い予見で報ずるな」というが、大甘な予見で「楽観論」を口にするのも慎むべきだろう。