先日、朝日新聞が「ファクトチェック」を始めたという記事を書いた。
(「ファクトチェック? 朝日新聞のギャグか?」参照)

「内容は本当か」という疑問がある
「ミスリードかもしれない」という印象を与える
政治家の発言を取り上げ、事実かどうかチェックするというもの。

はははっ!! 早速、「週刊新潮」(2月23日号)に朝日新聞自身の「ファクトチェック」をされていた。

以下、主な内容は週刊新潮による。
2月10日の「天声人語」をファクトチェックすると、「ウソ」「印象操作」を連発!! 悪意に満ちた米・トランプ大統領評。

安倍首相と同行したフロリダの別荘「マール・ア・ラーゴ」。この邸宅を一目で気に入ったトランプ大統領は、嫌がらせをしたうえで安価で取得したというもの。嫌がらせ内容は、邸宅前の海岸(砂浜)を先に買い占め、海岸との間に壁を造って、海が見えなくしてやる! と脅したという。

ところが、これがまったくの「ウソ」!!! そんな事実はないことが暴露されてしまった。

さあ、「ファクトチェック」の朝日新聞は何と答えるか? 「(天声人語の)執筆の詳細な経緯については通常お答えしてません」だそうだ。

これで、よく他人の発言に対して「内容は本当か」という疑問がある、「ミスリードかもしれない」という印象を与える、などど言えたものだ。先日の記事でも書いた通り、まずは自分の記事をすべて「ファクトチェック」をしてからだろう。

いや、それ以前に天声人語の「ウソ」「印象操作」を謝罪することが先だ。こういうことに頬かむりしているから、いつになっても「ウソ」「捏造」を繰り返すのだ。

朝日新聞が好きな言葉に「自浄作用」がある。不祥事を犯した企業に向け必ず書く言葉だ。しかし、その言葉を朝日新聞自身が実践したことは、1度もない!!!