三菱自動車の燃費データ改ざん問題で、新たに過去10年間に販売を終了した20車種すべてで、燃費データの不正を行っていたことが明らかになった。

結局は平成3年(1991年)以降に国内で発売した全車種で、何らかの不正が行われていたことになる。特にRVRに関しては、ギャランフォルティスのデータを不正流用、しかもそのギャランフォルティスのデータ自体が改ざんされたものだった。2重の不正が行われていたことになる。

実は、5月中旬にギャランフォルティスのデータに改ざんの疑いがあることを指摘されていたのに、三菱自動車は否定していた。さらにはミラージュも不正はないとしていたが、不正プログラムを使っていたことが明らかになっている。

この不正プログラムというのは、適法に測ったデータのように偽装するための専用のコンピュータープログラム。つまり不正を隠蔽するためのプログラム。これを複数の部署で使っていたというから・・・。

つまりは、会社ぐるみで不正・違法行為を行っていたわけだ。不正を指示していないという役員連中の説明は、まったく信用できない。本当にクズ会社である。

一部車種は、エコカー減税の対象とするために偽装していたことは明らかで、国の制度の信用をも損なう事態である。三菱自動車の犯した罪は非常に重いと言うほかない。

過去のクレーム隠し、リコール逃れ問題も含めて、こんな会社が存続していいはずがない!! 日産の傘下に入ったからといって、許されるものではない。

益子会長は前回の不祥事後、開発部門以外は改革が進んだとか言っているが、そんなことはない。今回の不正が開発部門のみで行われたわけがないだろう。会社ぐるみ、全社で行われた違法行為だ!日産から開発部門長を招いたくらいで、永年の隠蔽体質・不正を許容する体質が改まるわけがない。

さらには、未だに不正行為を隠蔽しようという意図が透けて見える。指摘されても否定したり、不正車種が小出しに出てくること自体、三菱自動車の隠蔽体質を示している。

このようなユーザーを欺き、社会を欺き、国の制度の信用を損ねたクズ会社は、自ら廃業しないといけない。その程度の判断すらできないのか?

今からでも遅くない。早く自主廃業しろ!それが社会に対する責任の取り方だ!