スタバ二子玉店の福袋が先頭の5人組に108個すべて買い占められ、早朝から並んでいた2番目以降の人が買えず、さらには買い占めた連中が福袋をオークションで販売していることも発覚し、炎上騒ぎになっているのはご存知の通り。

スタバの福袋はレアものが入っていて人気らしいが、オレはまったく福袋と称する物に興味がない。例えば、「5万円相当」という謳い文句で1万円で販売されていても、まったく買う気にもならない。確かに中身の「定価」を足していくと5万円になるのかもしれないが、それらのすべてが必要な物(欲しい物)であることはまずない。

昨年だか一昨年だかに、某女性ファッションブランドの福袋が、売れ残り品ばかり入っているうえに、シミがついていたとか穴が開いていたとかで大騒ぎになったことがあった。店側は謝罪文をだし返金に応じるなどの対応を迫られた。でも、これこそ正にオレが思っている福袋そのもの。オレのイメージ通り。オレは古い人間だという証拠かな。

福袋もいい加減なことをやると、逆に店側の信用にかかわるため、こんなことは最近はまずないと思うけどね。事前に内容を公表したり、透明の袋に入れたりと、売る側も細心の注意をはらっているようだ(苦笑)。変な福袋を売ったら、たちまちネットで炎上騒ぎになるからね。

買う側も、事前にいろいろ調べて買ううえに、直後に中身の交換会をやるなど防衛策(?)をとっている。でも、こうなると福袋を買う側の楽しみもないんじゃないの?つまりは福袋という特価品(お得感)を買っているだけ。

しかし「お得感」と「お得」は違うわけで、いい例が「非売品」(「限定品」とも言う)。福袋専用商品を作って入れるんだけど、非売品だから定価なんてない。それを◯◯円相当って言ってるだけ。店側も「商売」だから、「赤字覚悟」とは言っても赤字では売らない(笑)。

ただし、これを「レア」と買う側が判断した瞬間に、「お得」に化けることになるからおもしろい。これはあくまで買う側から見た場合で、売る側からすれば「お得感」でしかないけど・・・。

最近は、はずれの福袋を「鬱袋」と言うらしい(笑)。オレからすれば「鬱袋」を買って、まれに「福袋」だから喜びが出てくるんじゃないのかな。おみくじ全部が「大吉」ということはなく、「凶」も「大凶」も入っているのと同じことでは? なんて思ってしまう。

商品と占いを一緒にするな!! なんて怒らないでね(笑)。