毎日新聞のWebサイトに「安保法成立1ヵ月、全国で続く抗議」という写真特集が載っている。全国各地の反対派の行動の写真だ。でも、そのほとんどに「◯◯労組」とか「◯◯の会」などの幟や横断幕が写っており、、特定組織の人たちが集まっていることを窺わせる。数人規模の写真もある。

まっ、それはいいとして・・・。

毎日新聞の10月の世論調査によれば、安保法制賛成31%、反対57%だと言う。賛成派が少数だ。(疑問を感じる数字ではあるが、まあそうなんだろう)

毎日新聞は、日ごろよく言っている。「少数意見を大事にしろ」。しかし、毎日新聞が安保法制に関して、「少数派」である賛成派の声を載せることはほとんどない。31%と言えば「少数派」とは言えないくらい大きな数字だ。なぜ31%もの国民の声をまったく取り上げないのか???

反対派の行動なら、たとえそれが数人規模でも写真入りで報じる。しかし、賛成派の行動は数百人規模であっても、まったく報じない。

さらに言えば、海外諸国の安保法案賛成の声もほとんど伝えない。中国・韓国の反対意見は大見出しで報道するのとは大違いだ。

毎日新聞が安保法制反対なのは、いっこうに構わない。しかし日ごろの論調(少数意見を大事にしろ)には責任を持たなくてはならないのは、言うまでもない。

まあ、新聞社は放送法に縛られているTV業界と違うので、どう報道しようが自由と言えば自由だが・・・。(一部TV局は、明らかに放送法違反の番組つくりをしているが)それにしても自社の言動を否定する愚かな行為だとは言っておく。

今後、毎日新聞が「少数意見を大事に」的なこと意を言っても、誰も相手にしないことを、良く自覚しなければならない。

ここまで書いてきた毎日新聞への意見は、朝日新聞にも寸分たがわず当てはまることだけどね。毎日新聞を朝日新聞と読み替えても、まったく違和感はない!(朝日は賛成36%、反対49%)