マスコミが自分たちの主義・主張と相反することは報道しないという「報道しない権利」を行使しまくっていることが、国民のマスコミ不信に繋がっているが、TBSの露骨さには笑ってしまった。

発端は週刊文春4月2日号に掲載された記事。「歴史的スクープ 韓国軍にベトナム人慰安婦がいた!」内容は、TBSワシントン支局長(当時)がアメリカの機密文書まで調べ、ベトナム戦争当時「韓国軍による韓国兵専用慰安所」があったことを明らかにしたというもの。

ベトナム戦争当時、韓国軍の慰安所があったことは既にいわれていることではあるが、アメリカの公文書の記載まで確認したのは初めてだと思う。

でも、何でTBSの記者の取材内容が週刊文春に載っているのか? 日ごろのTBSの左翼的報道を見ると非常に違和感をもったが、TBSにもこういう記者がいるのかと、ちょっと見直した。

ところが、TBSが自社のニュース番組で、この内容を報道したとは聞かない。そりゃそうだ、TBSのように韓国と一緒になって反日報道をしているようなTV局は、韓国に不都合なことは報道しない。たとえそれが事実であっても。こういう「報道しない権利」はTBSなどの反日TV局ではお手の物だ。

今回は報道しないばかりか、取材したワシントン支局長は左遷されてしまったというから驚きだ。

事実、この記者は4月23日にワシントン支局長から営業局ローカルタイム営業部に異動になっている。TBS関係者が言うには、明らかな左遷人事だという。

記者は自分の調査内容をTBSが報道しないことから、週刊文春で公表したと言っている。TBSからすれば、会社の方針に逆らったんだから「左遷だ!」という組織論も分からなくはないが・・・。

でも今回のことで、TBSが「事実を報道する」TV局ではなく、自社に都合の良いことだけを報道し、都合の悪いことは報道しない「報道しない権利」を日常的に行使しまくっているTV局であることが白日のもとにさらされることになった。

こんなTV局が、政府や自民党が圧力をかけた!なんて騒いでいることは、非常に滑稽である。