北朝鮮が現在、過去最多タイの金メダル4個を獲得している。
(1992年バルセロナも4個)
柔道女子52kg級、重量挙げ男子56kg級、62kg級、同女子69kg級で優勝。男子重量挙げは世界新記録と五輪新記録も樹立した。

北朝鮮メディアは、声高々に「世界の耳目を集める輝かしい成果」「一部の偏見と予想をひっくり返した」などと報道している。

北朝鮮では当然のようにスポーツも国家が管理しており、能力ある子どもを各地の青少年体育学校で英才教育を施している。

五輪金メダリストなどには、「人民体育人」「共和国英雄」などの特別な称号が贈られる。「人民体育人」となれば、高級アパートや乗用車、特権階級である朝鮮労働党幹部の待遇が与えられるとされる。

つまり五輪で結果を出せば、一般の人々のように暮らしに困ることはない。普通に飢え死にする国だからね。

しかし、失敗や無様な負けには容赦ない。サッカーの北朝鮮代表は、93年のW杯予選後、98年まで国際舞台から姿を消した。予選で日本と韓国に敗れたことに金総書記が激怒し、選手やコーチを工場や炭鉱送りにし、対外試合を禁止したためだとされる。

これ以外にも表沙汰になっていないだけで、強制労働送りになった選手やコーチは数多くいるんだと思う。

信賞必罰と言うと聞こえはいいが・・・。