ロンドン五輪ボート女子エイトに出場したドイツ選手が、ネオナチ男性との交際を報じられ、予定を繰り上げて帰国した。(競技はすでに終了していた。)

ドイツの選手団長は「自主的に帰国した」と説明しているが、選手団のイメージ悪化を嫌って、帰国を促したとみられている。

交際男性は女子選手と同郷で、極右政党から州議会選挙に立候補したこともある。2人の交際は周囲では昨年から周知の事実で、五輪出場選手の選考に問題があったとの指摘が出ている。

ドイツ国内では、極右勢力の台頭は快く思われていないので、関係者もナーバスになっているんだろうけど。

もちろんドイツでも思想信条の自由は保障されており、どんな思想信条をもっていても、それが理由で不利益を被ることはない。でもこれは建前で、いろんな国で眉をしかめられる思想は存在する。

女子選手は、自分は極右思想の持ち主ではないと言っており、恋人の思想信条で、彼女が追い出されたとするなら、それはやり過ぎだと思う。