9月24日の朝日新聞社会面の下の方に「甲子園で本紙記者 知人に記者章貸与」「厳重注意、関係者に謝罪」という「お詫び記事」が突然載った。

甲子園で熱戦が繰り広げられていたのは、既に1ヶ月以上も前のこと。何??

「8月17日に撮影禁止エリアでスマホで選手を撮影していた人物がいたため、確認したところ記者の友人で、記者章を使って入場していた。朝日新聞社は、同日記者本人の記者章を没収し、甲子園での取材からはずした」「朝日新聞社はこの記者を厳重に注意するとともに、高野連など大会関係者に謝罪した」

「同日」とは8月17日のこと。おっ、隠蔽していた不祥事を自ら公表したのか? 社内で隠蔽されていた事案を調査して、報告(報道)を始めたのかな? なんて思ったら、やっぱり違った(笑)。

なんてことはない、また週刊文春に嗅ぎつけられて、文春の発売日(9月25日)前日に公表しただけだった。週刊文春10月2日号に、この件が詳しく書かれている。(興味のある方は週刊文春を読んでください)

今夏の甲子園では、同様に不祥事を起こした福井新聞は、大会本部に掲示され、さらに来夏の大会には記者章が割り当てられないという厳しい処分が下されている。それに対して朝日新聞の件は、大会本部から公表もされず、記者の顛末書提出のみで済ませられている。

朝日新聞は夏の甲子園の主催者のひとりである。そのため、大会本部(高野連)も気を使って朝日新聞を大甘処分で済ませたということ。高野連は週刊文春の取材に対して「(処分が他社に比べて甘いのではと言われれば)そうかもしれません」と大甘処分であったことを認めている。

あぁ~恥ずかしい。朝日新聞が他社(他者)への攻撃で良く使う「自浄作用」「説明責任」という言葉がむなしく響く。

いっそのこと、来夏の大会の記者章を朝日新聞社として辞退したらいかが? 主催者でありながら結果や球場外のことしか紙面に載せられないなんて面白いじゃないの。

それにしても、朝日新聞の「隠蔽体質」は全く改まっていない。隠蔽していた不祥事が暴かれそうになるとその件だけ公表して、表向き「謝ったふり」をする。だから根本的に何にも変わらない。

こんなクズ新聞は早く廃刊にしないと、日本国民のためにならない。